工業化学品法2019における新規化学物質の申請などの代行をお引き受けいたします
オーストラリアでは、NICNASリフォーム実施計画に基づき、2020年7月1日から「工業化学品法2019」が施行されました。改正前の「工業化学品(届出・審査)法1989」に比べ、低リスクの化学品に対する要件が緩和される一方、化学品の有害性や用途ばく露などをもとに導入のカテゴリーを判定し、そのカテゴリー別に申請や報告、記録保持などの対応が求められます。
住化分析センターでは、オーストラリア提携パートナーとの連携により、工業化学品の新規性調査から導入カテゴリーの判定、申請・報告の代行などのサービスをご提供いたします。お気軽にご相談ください。
法規名
工業化学品法2019 (Industrial Chemicals Act 2019)(2020年7月1日施行)
所管当局:オーストラリア工業化学品導入機構(AICIS)
概要
対象物質
オーストラリア工業化学品インベントリー (AIIC) に非収載の工業化学品(新規化学物質)
※適用除外となる規定あり
申請者
オーストラリア国内の製造者または輸入者
主な工業化学品の導入カテゴリー
導入カテゴリー | 概 要 |
---|---|
免除される導入 | リスクが非常に低いと判定される工業化学品の導入
[研究開発用(250kg以下)、低懸念ポリマー(PLC)などを含む] |
報告される導入 | リスクが低いと判定される工業化学品の導入
[研究開発用(250kg超)、国外当局が審査済みの化学品などを含む] |
審査される導入 | リスクが中程度から高いと判定される工業化学品の導入 |
※導入とは、「製造・輸入」のことを指します。
※その他の導入カテゴリーについてはご相談ください。
主な対応事項
・導入後の宣言(免除される導入)、導入前の報告(報告される導入)
・審査証明書の申請(審査される導入)、商業的評価認可証の申請(商業的評価の導入)
・年次宣言、記録保持など(すべての導入カテゴリー)
※旧法からの移行措置に関する規定があります。期限などの詳細は当社までご相談ください。
※導入カテゴリーは、対象物質の人健康・環境への有害性、製造・輸入数量、ばく露情報、使用用途などのファクターを考慮し、以下のマトリクス表により決定されます。カテゴリー判定の方法の詳細は当社までご相談ください。
住化分析センターのサービス
新規化学物質申請などに関する業務
・工業化学品の新規性調査
・工業化学品の導入カテゴリー(免除される導入、報告される導入、審査される導入)の判定
・お客さまのお手持ちの試験データの確認およびデータギャップの解析・特定
・データ取得のためのin silico評価、試験(物理化学性状、毒性、生態毒性)のアレンジ・モニタリング
・導入カテゴリーの判定根拠文書の作成、申請書類の作成、当局への提出、当局指摘事項への対応など
その他の関連業務
・オーストラリア当局との調整・交渉、法規制調査・コンサルティングなど
・関連法規に準拠したオーストラリア版SDS・ラベル作成
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