再生可能エネルギーは我が国のエネルギー問題の解決手段として有望視されているが、エネルギー生産地が遠隔であること、供給が不安定等の課題があり、再生可能エネルギーを大量に輸送、貯蔵可能な技術としてエネルギーキャリアが注目されている。 住化分析センターでは分析技術を通じてエネルギーキャリアの利用において大きな役割を担っている触媒、ガス分離膜等の開発を支援し、水素社会の実現に貢献します。 下表に評価項目を記載しましたが、これら以外の項目も対応可能ですのでご相談ください。
エネルギーキャリアの評価内容
対象 | 評価項目 | 分析方法 |
---|---|---|
脱水素触媒 | 担持金属の観察 | 高分解能SEM によるPt 触媒の最表面と内部の観察 |
透過型電子顕微鏡(TEM) | ||
担持金属および不純物の定量 | 高周波誘導プラズマ質量分析(ICP/MS) | |
酸化還元雰囲気における結晶構造 | 雰囲気制御高温X線回析(XRD) | |
担持貴金属触媒の金属表面積 | COパルス法 | |
水素吸着 | 昇温還元測定(H2-TPR) | |
アンモニア脱離 | 昇温脱離測定(NH3-TPD) | |
熱伝導率 | レーザーフラッシュ法 | |
ガス分離膜 | 細孔の観察 | 超高分解能走査型電子顕微鏡(SEM) |
透過型電子顕微鏡(TEM) | ||
細孔分布 | 窒素吸着法 | |
水銀圧入法 | ||
ガス透過量 | ガス透過測定 | |
ガス | ガス組成 (メタン、アンモニア、トルエン、シクロヘキサン、水分、酸素、窒素、一酸化炭素等) |
GC法 イオンクロマト法 |
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