細胞外小胞(EV)研究支援サービス

細胞外小胞(Extracellular Vesicle; EV)に内包されるタンパク質や核酸は、さまざまな疾患のバイオマーカーとして活用されています。
当社では、EVの指標抗原の探索から実際の検体測定に至る研究支援サービスをトータルで提供し、お客様の医薬品開発をサポートいたします。
細胞外小胞とは
EVは、あらゆる細胞から分泌される⼩胞であり、脂質⼆重膜構造にタンパク質や核酸などの⽣体分⼦を内包していることから⽣体内で細胞間コミュニケーションツールとして機能するとされています。細胞から EVが産⽣される経路は複数存在し、その経路により⼀部のEVはエクソソーム(exosome)、マイクロベシクル等と称されます。EVは、⽣体内の体液(⾎液‧唾‧尿‧⺟乳など)中に存在しており、疾患の診断や治療への活⽤が期待されています。
バイオマーカーとしてのEV
EVは、癌および中枢神経疾患などさまざまな疾患のバイオマーカーとして注⽬されています。期待される利⽤例として、病態‧疾患メカニズムの解明、薬効‧安全性バイオマーカーの開発、患者層別化 (Companion diagnostics; CDx)、治療導⼊効果の予測などがあります。直接、⾎液をはじめとする体液中のバイオマーカーを測定するよりも、EVに内包されるバイオマーカーを測定することによって、由来組織が明確なバイオマーカーの定量評価を行うことができます。リキッドバイオプシー(液体⽣検; Liquid Biopsy)を用いたEVの解析を行うことで、 ⼀般的な⽣検(Biopsy)よりも患者(または被験者)への負担が少ない⽅法で、バイオマーカー量の変化を確認することが可能です。
再生医療分野で期待されるEV
間葉系間質細胞(Mesenchymal Stromal Cell; MSC)は、疾患に対する種々の治療効果が知られていますが、その一部はMSCから分泌されるEVによるものであることが、徐々に解明されてきています。
ドラッグデリバリーシステム (Drug Delivery System 、DDS)としてのEV
エクソソームは脂質二重膜を持ち、その表面には種々のマーカーが存在します。この特性を活かし、不安定な核酸医薬品を癌細胞に送達するため、DDSとしてエクソソームを利用することが、癌治療の分野などで進められています。
サービス内容
当社では、EVをバイオマーカーとして活用することに着目し、医薬品開発における研究支援サービスを提供しています。
| 期待される利用例 | 解析対象 | 分析項目 |
|---|---|---|
|
EVの量(数)および大きさ |
|
| タンパク質 |
|
|
| 遺伝子 |
|
注)本サービスは研究を対象としており、診断目的のサービス提供ではありません。
EVの薬効・安全性バイオマーカーとしての研究支援の例
(EVへのダメージを最小限に抗体の反応性確認が可能)
~カーゴ分子の定量法開発(ELISA, PCRなど)
・検体測定(信頼性基準およびGLP)
技術事例
お問い合わせ・ご相談
