2次元LC-MS/MSによる核酸医薬品の不純物プロファイリング

核酸医薬品に含まれる不純物は目的物質と構造が類似しているため、そのプロファイリングには高感度かつ高分解能な装置を活用した分析手法が不可欠です。
陰イオン交換クロマトグラフィー(Anion Exchange Chromatography:AEX)とイオンペア逆相クロマトグラフィー(Ion-Pair Reversed-Phase Chromatography:IP-RP)を組み合わせた2次元LC-MS/MSは不純物の構造を特定するために有効な手法です。
実施体制
- ICHガイドラインに基づき試験を実施
- 信頼性基準※1、日本、米国、欧州で要求されるGMPに準拠
- 国内外の法規、ガイダンス、ガイドライン※2を遵守しデータインテグリティを担保
査察・監査対応
- FDA査察、PMDA査察、QP監査、国内外顧客による監査など、多数の実績あり
特長
- 移動相に不揮発性塩を含む場合でも、二次元目のLCにおけるオンライン脱塩により、MSへの試料導入が可能となり、構造情報が得られます。
- 核酸は、金属に吸着しやすい性質を持つため、バイオイナート型HPLC※3を用いることで、コンタミネーションやキャリーオーバーを抑えます。
- 高分解能・高スキャン速度・多段階MS搭載の質量分析計※4 を用いて不純物の構造を解析します。
- AEXとIP-RPの組み合わせだけでなく、豊富な経験と実績に基づき、分析対象物の特性に応じた分離手法の組み合わせを提案します。
- ※3 Agilent Technologies社製 1290 Infinity II Bio LC システム
- ※4 Thermo Fisher Scientific社製 Orbitrap Eclipse Tribrid質量分析計
検体の取扱い
- 凍結乾燥された核酸は環境中の湿度の影響を受けやすいため、低湿度環境の取り扱い
- 粉体封じ込め設備(EC2)における、高生理活性物質の取り扱い(OELカテゴリー5まで)
- BSL2までのバイオハザード検体の取り扱い
参考文献
- ※1 信頼性基準実施体制(医薬品、医療機器等の品質、有効性および安全性の確保等に関する法律施行規則第43条)
- ※2 FDA 21 CFR Part11
「医薬品等の承認又は許可等に係る申請等における電磁的記録及び電子署名の利用について」薬食発第0401022号 平成17年4月1日
Annex11 to the EU Guide to GMP Computerized Systems
「医薬品・医薬部外品製造販売業者等におけるコンピュータ化システム適正管理ガイドラインについて」薬食監麻発1021第11号 平成22年10月21日
A risk-based Approach to Compliant GxP Computerized Systems (GAMP 5), ISPE/GAMP COP (2008.2)
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