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2017-Ⅱ号(Vol.46)

概要

発行日
2017年08月28日
特集
変革の時代を支える分析技術(45周年記念号)

目次

社長挨拶

45周年を迎えて

代表取締役社長 丸山 修

提言

微小部分析ツールとしてのX線顕微鏡の将来

兵庫県立大学 大学院物質理学研究科エックス線光学分野 教授 
産学連携・研究推進機構放射光ナノテクセンター センター長 篭島 靖 様

TALK ABOUT 21

過渡吸収分光法による光機能性材料・デバイス評価

過渡吸収分光法は,パルスレーザー光照射によって瞬間的に生じる物質の状態変化を高い時間分解能で追跡可能であり,太陽電池,光触媒半導体,発光デバイス等の光機能性材料やデバイス中で起こる動的過程を実時間で観測し,その反応機構や動作機構を解明する上で威力を発揮する。本稿では,過渡吸収分光法の測定原理の概要について簡単に述べたのち,筆者が最近行ってきた太陽電池材料・デバイスへの過渡吸収分光法の応用について解説する。

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 
計量標準総合センター 分析計測標準研究部門 ナノ分光計測研究グループ 松﨑 弘幸 様

SCAS FRONTIER REPORT -分析技術最前線-

LC-SPE-NMRによる複合系微量有機物の構造解析

LC-NMR 分析法は,混合物の分離と同時に各成分の核磁気共鳴(NMR)スペクトルが得られるハイスループットの分析手法として利用されているが,感度不足や溶媒由来シグナルの影響が課題となっている。LC-SPE-NMR 分析法は,固相抽出法(SPE: Solid Phase Extraction)にて目的成分を濃縮することにより,高感度かつ溶媒の影響を低減した測定ができる微量有機物の構造解析においても有力なツールである。本稿ではこの手法について紹介する。

大阪ラボラトリー 韋 宏

燃料・オイルの組成解析技術

自動車,船舶等の化石燃料を使用した内燃機関は,更なる燃費向上や排ガス低減が求められている。これらの開発には,内燃機関における燃料や潤滑油,或いは不完全燃焼に起因するデポジット等の挙動と構成成分を把握することが基礎情報として重要である。この課題に対して当社は,熱分解ガスクロマトグラフ質量分析(Py-GC-MS),液体クロマトグラフ質量分析(LC-MS),フーリエ変換赤外分光(FT-IR),ゲル浸透クロマトグラフ(GPC),核磁気共鳴(NMR),各種元素分析などの分析手法を駆使し,燃料・潤滑油の劣化状態や,デポジットの構成成分の定性・定量を実施している。加えて,新たにPy-GC × GC-TOFMS*1を導入することで,高分離能を有する2次元クロマトグラフと,高分解能MS による精密質量測定で,より信頼性の高いデータ取得と解析を可能とした。
*1:GC × GC-TOFMS:包括的2 次元ガスクロマトグラフ飛行時間型質量分析

大阪ラボラトリー 辻下 昌之

有機ELデバイス製造におけるプロセス汚染評価技術 -真空チャンバー由来の不純物評価-

有機エレクトロルミネッセンス(有機EL)デバイスは,その長寿命化が重要課題の一つである。本稿では,当社が九州大学と共に,デバイスの製造過程で混入する微量の有機不純物に着目し,それらがデバイスの寿命劣化を引き起こす一要因であることを明らかにした研究事例を元に,デバイスの寿命向上や製造の安定化に必要となるプロセス汚染評価技術(分析試料の作製技術,微量不純物の分析技術)およびその重要性について紹介する。

愛媛ラボラトリー 末包 高史
技術開発センター 今西 克也

SCAS NOW - 分析技術・分析装置・ソリューション紹介 -

細胞外小胞(エクソソーム)の分離精製およびプロテオーム解析

技術開発センター 髙橋 昭博
技術開発センター 丸谷 曜子

医療機器の開発支援サービス

工業支援事業部 佐渡 学
千葉ラボラトリー 福永 辰也

単結晶X線回折法を用いた結晶構造の解明

大阪ラボラトリー 北川 智昭

プリンタ用部材から放散されるナノ粒子の評価

千葉ラボラトリー 山本 一成
千葉ラボラトリー 小谷 智弘

規制&標準化の潮流

医薬品の適性流通基準(GDP)について

大阪ラボラトリー 井上 晋

TOPICS

  • 中国土壌環境事業の紹介
    中国江西省に土壌汚染修復の合弁会社『江西智匯環境技術有限公司』設立

45周年企画 技術事例紹介

主な投稿論文・口頭発表等 -2016.12→2017.4-

PICKUP! TOPICS

  • 近畿化学協会 第69回化学技術賞受賞
    「高信頼性・高感度水蒸気透過度測定技術 API-MS 法の開発」

編集後記

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