概要
- 発行日
- 2020年02月27日
- 特集
- 健やかで美しい暮らしを支える分析技術
- ※所属名は発行当時のものです。
- ※SCAS NEWS に掲載されている情報は発行当時のものです。記載されているサービスは、既に取り扱っていない場合もございますので、ご了承ください。
目次
提言
化学物質管理を支える環境分析の将来 - 予測モデル, トレーサー, 毒性情報 -
未来へ繋ぐ
プロテオーム解析の医薬品や化粧品開発への応用を目指して
ヒトの細胞などに発現しているタンパク質を一式としてとらえ,タンパク質全体を網羅的に調べるプロテオーム解析に関する研究が進展している。この解析技術の発展は電気泳動法やクロマトグラフィーの技術はもとより,質量分析計の基盤技術の進歩により支えられてきている。さらに,このプロテオーム解析は,疾患に関連するバイオマーカーの発見に繋がると共に,生体内の標的分子と作用する医薬品の開発や,細胞保護作用のある分子を増やす化粧品の開発などに繋がる可能性が期待されている。
SCAS FRONTIER REPORT -分析技術最前線-
化粧品づくりを支援する成分評価技術
安全かつ良質で魅力的な化粧品づくりのためには,原料から開発品,製品に至るまで,各種の成分分析が不可欠である。その中でも有機成分は製品の安全性や機能に大きく影響する因子であり,自社製品の安全証明,他社品の解析,日常の品質管理,トラブル原因の究明等の多くの場面で重要な評価項目となる。一方で,多種の混合物から成る化粧品は分離分析の難易度が高く,十分な評価が行われずに経験則に基づいた対処に留まることも多い。本稿では,各種の分離技術(前処理,測定,解析)を組み合わせることで化粧品中の有機成分を的確に分離評価した事例を紹介する。
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規制& 標準化の潮流
化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)の動向 -2017年改正化審法の背景と改正概要-
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触媒反応メカニズム解析に係るin situ 評価技術の紹介 ~in situ X 線回折分析~
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生活環境影響調査(環境アセスメント)業務紹介
樹脂硬化収縮率応力測定装置の導入
日本分析化学会 2019年度有功賞受賞
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