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二酸化炭素ガス分析

カーボンリサイクルに必要なガス分析

カーボンリサイクルは二酸化炭素を炭素資源として考え、有益な炭素化合物として再利用する事が目的です。二酸化炭素は様々な環境に存在しており、そのガス組成は二酸化炭素の回収、炭素化合物への変換効率に影響を与えるため技術設計に係わる重要なデータです。当社は化学プラントから排出される低圧ガスから水素ステーションの高圧ガスに対応した分析技術で、カーボンリサイクルに係るプロセスガスの品質管理に貢献します。

二酸化炭素ガス分析

CCSやCCUで回収・利用される二酸化炭素ガスの組成を把握する事は、貯蔵や再利用を行う際、重要なデータとなります。当社はJIS法を始め、現地ガス採取、オンサイト分析などに対応しておりますのでご相談ください。


表1 CO2ガス分析項目
評価項目 手法・測定装置 定量下限
水素、酸素、窒素、メタン GC-TCD 0.01vol%
エタン、エチレン、プロパン、プロピレン GC-FID     1volppm
イソブタン、ノルマルブタン、シクロプロパン、アセチレン
1-ブテン、イソブチレン、プロパジエン、trans-2-ブテン
cis-2-ブテン、1,3-ブタジエン、メチルアセチレン
i-ペンタン、n-ペンタン
CO GC-TCD 0.05vol%
※CO2 GC-TCD 0.01vol%
全硫黄分 紫外蛍光法 0.5ppm
無機ケイ素 ICP-MS 1volppm
※CO2が高濃度の場合、計算法で算出

メタンガス分析

メタンガスはカーボンリサイクルにおいて燃料成分として生産されたり、カーボンニュートラルにおいて炭素源として消費される成分です。メタンを原料として回収する場合、家畜、天然ガスの生産およびバイオマス燃焼など排出源により組成比、不純物量が変わります。当社は表2に示した項目以外もメタンガス分析に対応しておりますのでご相談ください。

表2 メタンガス分析項目
評価項目 手法・測定装置 定量下限
酸素、窒素、メタン、エタン、プロパン、イソブタン GC-TCD 0.01vol%
ノルマルブタン、※n-ペンタン、※n-ヘキサン、CO2
CO GC-メタン化-FID 0.001vol%
水分 露点計 1volppm
全硫黄分 紫外蛍光法 0.5ppm
無機ケイ素 ICP-MS 1volppm

※定量下限を1volppmまで下げる事も可能ですのでご相談下さい。

炭化水素ガス分析

回収した二酸化炭素はエチレンをはじめ炭化水素に変換され、各種化成品に合成されます。炭化水素への変換効率は製品コストの改善に大きな影響を受けるため、変換された炭化水素の組成を把握することは重要です。また、合成に使用する触媒は炭化水素ガスに含まれる成分で被毒され活性が落ちる可能性があるため、炭化水素ガスに含まれる不純物分析も重要です。当社は化学プラントの操業分析で培った技術でエチレンをはじめとした炭化水素ガス分析が可能です。表3に示した項目以外も対応しておりますのでご相談ください。

表3 エチレンガス分析項目
評価項目 手法・測定装置 定量下限
水素、酸素、窒素、メタン GC-TCD 0.01vol%
エタン、エチレン、プロパン、プロピレン GC-TCD 0.01vol%
イソブタン、ノルマルブタン、シクロプロパン、アセチレン GC-FID 1volppm
1-ブテン、イソブチレン、プロパジエン、trans-2-ブテン
cis-2-ブテン、1,3-ブタジエン、メチルアセチレン
CO、CO2 GC-メタン化-FID 0.2volppm
全硫黄分(硫化水素+硫化カルボニル) GC-FPD 1ppm
無機ケイ素 ICP-MS 1volppm
硫化カルボニル GC-FPD 0.5ppm
酸素 微量酸素計 1volppm
水分 露点計 1volppm

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