Q&A

ガス爆発試験について

高沸点のガス爆発試験は可能か?

住化分析センターのガス爆発試験装置は、最高300℃まで測定可能です。
ですから、300℃において、測定に十分な蒸気圧が発生する試料であれば、測定可能です。しかし、多くの有機化合物は高温下では酸素存在下、または酸素が存在しない状態においても分解し、発生した蒸気は分解生成物の蒸気を含みます。そのため、測定した結果は、爆発範囲が狭くなったり、全く爆発しなくなることがあります。
そこで、弊社では高温下の試験のお問い合わせを受ける際には、既知のデータから熱分解が起こるか否か、また何℃で起こりどのような分解生成物が発生するかを確認させていただき、不明の場合は、SC-DSC試験を実施して分解が起こる温度を測定し、それらの結果から分解が起こる温度よりも低い温度での測定をする等のご提案をさせていただいております。

DSC試験について

物質の熱安定性を調べたいが、SC-DSCとHP-DSCの違いは?

SC-DSC試験は、SC(sealed cell)、つまり密封の試料容器に試料を入れて測定開始前は常圧下で測定します。それに対し、HP-DSC試験は、試料容器 にピンホール(0.1mmφ)をあけ、空気、窒素等の雰囲気で容器外側からHP(high pressure)、つまり試料に一定の高い圧力(最高 70×105Pa(G))をかけた状態での熱分析を行うものです。
そこで、住化分析センターでは熱分解性を調べるためDSC試験を実施する際は、測定する目的、試料のおかれた状態を確認させていただき、目的に応じた測定方法をご提案させていただいております。
その他に、試料が酸性、あるいはハロゲン化合物等、金属(ステンレスセル)と反応すると思われる場合は、試料容器に金メッキを施したセルでの測定等、最適の測定をご提案させていただいております。

消防法試験について

消防法危険物に該当するか否か調べたいが、何を調べれば良いか?

昭和63年度改正消防法の平成2年度省令施行により、消防法危険物は各種判定試験を実施し、その結果により該当するか否か判定されることとなりました。
住化分析センターでは、判定試験が導入されて以来、第一~第六類、指定可燃物の確認試験を実施しております。
何を調べればよいかを、消防法危険物の判定フローチャートに示しました。固体、または液体により評価すべき試験、優先順位が決められておりますが、特に重要な点は、試験物質の化学式(組成式)、混合物の割合等により調べるべき判定試験が決められていることです。当然のことながら、弊社では受託内容は一切機密保持扱いといたしますので、これらの内容(MSDS)をご連絡頂ければ、ご相談に応じさせていただきます。

判定結果を申請するための用紙は?

住化分析センターでは、消防法確認試験の報告書は、申請用紙の形式でご報告させていただいておりますので、お客さまで残りの必要事項を記入していただくと、そのまま申請書としてご利用いただけます。その際、報告書表紙に住所、会社名、氏名、印を記入する欄がございますが、ここには弊社(測定機関)ではなく、お客さま(申請者)の住所等をご記入して、申請していただくことになります。

判定結果がボーダーライン上にあるが、その信頼性は?

測定値は、組成の僅かな変化、および微量の混合物、粒度、水分等によって変わることがあります。それらの変化により、判定結果がボーダーライン上にある場合は危険物に該当するか否か等の重大な結果を生じることが考えられるため、住化分析センターでは測定回数を増やして結果を比較する、ご報告後のお客さまからのご質問等にもお答えする等、測定結果をご信頼いただけるよう、慎重な判定試験を実施させていただいております。

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