残留農薬分析の精度管理

住化分析センターでは、ISO9001品質マネジメントシステムの下、残留農薬の定量分析(以下、残留農薬分析と略す)を実施しています。
残留農薬分析に関してはサンプルが食品という不均質な素材のため、より高い信頼性が要求されます。特に一斉試験法は他に類を見ない程の多成分を対象とし、かつサンプルは、農場で収穫された作物から加工食品までの多岐に亘り、マトリックスも大きく異なることから、信頼性ある分析結果を担保するために下記事項を実施しています。

お客さまからの「添加回収試験の実施」、「外部精度管理への参加」のお問い合わせや、「標準品を添加したサンプルの依頼」など、信頼性を重視される傾向にお応えするために、添加回収試験、外部精度管理への参加は、残留農薬分析機関にとって必須事項と言えます。

1)添加回収試験の実施

試験法が同じでも、農薬と食品中の成分による相互作用で回収率が得られないことがあります。当社では実サンプルと併行して、標準品を添加したサンプルの前処理も行い、所定の回収率が得られた農薬を報告しています。
例えば429成分一斉分析であれば、429成分全ての標準品を添加し回収率のチェックを行っています。

2)外部精度管理(FAPAS)への参加

当社では、FAPAS(Food Analysis Performance Assessment Scheme)食品化学分析技能評価の残留農薬分析プログラムに参加し、全ての農薬を検出するとともに、Zスコア2以下の好成績を収めています。
最近の結果は下記のとおりです。

サンプル レタスピューレ
検出農薬 pp’-DDE、エトフェンプロックス、フェニトロチオン、ペンディメタリン
Zスコア 全て2以下
サンプル とうもろこし粉
検出農薬 アジンホスメチル、ダイアジノン、ピリミホスメチル、マラチオン
Zスコア 全て2以下
サンプル 小麦粉
検出農薬 クロルピリホス、ビフェントリン、ペルメトリン
Zスコア 全て2以下

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