ナノテク開発支援サービス
ラマン分光法は、赤外分光法と相補的な振動スペクトル手法で、顕微鏡と組み合わせた顕微ラマン分光法は、 微小部分析や近年注目されているナノテクノロジー分野の研究において、盛んに用いられています。
測定対象
有機物ではプラスチックや繊維など、無機物では金属酸化物や炭素材料などがあります。
応用例
| 炭素材料 | ダイヤモンド・グラファイト・アモルファスカーボンの分析、 炭素繊維のグラファイト化率の評価、 カーボンナノチューブの評価 |
|---|---|
| 異物や微小点の局所分析 | 1μmレベル |
| 半導体関連 | シリコン結晶微小域の応力の解析、 ガリウムヒ素単結晶の物性評価 |
| 高分子材料 | ポリマーの結晶性・配向度の評価、 ポリマーの硬化度評価(残存二重結合) |
| 反応解析 | ポリマーの反応過程の追跡、 強酸の解離状態の測定 |
| 医薬品分析 | 結晶多形の解析(溶解性・効能への影響) |
顕微ラマン分析の特長
- 1.気体、液体、溶液、固体、結晶、繊維、フィルム等物質の状態に関係せずあるがままの状態で、 しかも非破壊でスペクトルの測定が可能
(ガラス越しの測定、透明な容器中の試料の測定) - 2.極微量測定
原理的にはその部分だけ試料があれば測定可能
液体ならばキャピラリーで数μl、固体ならば数ng程度で測定可能 - 3.空間分解能1μm
- 4.マッピング測定可能
事例:炭素材料の分析
Figにさまざまな炭素材料のラマンスペクトルを示しました。結晶性の違いにより、異なるスペクトルが得られることが分かります。
ラマンスペクトルにおける1340cm-1(D-band)付近及び1600cm-1(G-band)付近の2つのピークは、炭素材料の黒鉛化度や配向度に敏感です。そのため、試料の結晶性を把握することができます。
結晶性の高い試料では、1600cm-1付近のピークのみが検出しますが、結晶性が低くなると1340cm-1付近のピークも検出します。

安全性・危険性評価サービス
住化分析センターでは、製品の安全性や危険性評価サービスを通じて、 ヒトの健康や環境に対する有害な影響の予防・リスクの削減に貢献しております。
安全性評価
| 急性毒性 | 急性経口毒性試験 急性経皮毒性試験 急性吸入毒性試験 |
|---|---|
| 刺激性 | 皮膚一次刺激性試験 眼一次刺激性試験 |
| 皮膚感作性 | 皮膚感作性試験(アレルギー性) |
| 変異原性 (発癌性スクリーニング) |
Ames試験 染色体異常試験 |
| 環境影響性 | 藻類成長阻害試験 ミジンコ類急性毒性試験 魚類急性毒性試験 |
| MSDS | 製品安全データシートの作成 |
危険性評価
| ガス爆発 | 爆発範囲・限界酸素濃度・最小発火エネエルギーなど |
|---|---|
| 粉塵爆発 | 爆発下限界濃度・限界酸素濃度・爆発圧力・圧力上昇速度など |
| 熱分解・熱安定性 | 示差熱分析・熱重量測定・示差走査熱量測定など |
| 機械的感度 | 落つい感度試験・摩擦感度試験など |
| 着火・燃焼性 | 引火点・発火点など |
| 静電気特性 | 体積抵抗率・表面抵抗率など |
| 熱物性 | 反応熱・比熱・熱伝導率など |